いちリサーチャーの日記

勉強の記録や自分の生活の観察、考えたことなど

年賀状がたのしいなぁという話

比較的雑記です。


数年前から、一度辞めていた年賀状を積極的に出すようになり、最近そうするようになって良かったなぁと思っています。


Before

結婚式の参加を機に、友人の一部が年賀状をくれるようになりました。年末年始は帰省していて自宅にはいない*1のもあり、「くれた人に後から出す」という方法をとっていました。

その他、大学の友人など主にグループラインであけおめをくれた人にはあけおめを返す、という感じ。

地元の親しい友人とは毎年予定を合わせてご飯を食べたりお茶をしたりしていました。


ターニングポイント

父が亡くなった年に「送ってくれた人が気まずい気持ちになるのはよくないな」と思い、喪中はがきを出しました。

その翌年「いちおう元気でやってるよ」と知らせたく、ちゃんと年賀状を出すことにしました。父の急逝時に交友関係を年賀状で把握して、葬儀の連絡をしたことも関係があったかもしれません。

ちょうどその年、自分の会社の先輩と、イベントでお会いして好きになった他社の方が新卒時の同期だったことが判り、後日飲み会を開いた際に楽しそうで羨ましいと思うことがあり、新卒時の同期*2で仲の良かった2名にも住所を聞いて年賀状を出すことにしました。


助けになったサービス

それまでは枚数が少ないこともあり、小学生のようにマスキングテープや千代紙やシールを貼って手書きで作成しましたが、少し枚数が増えたことと、友人にマスキングテープは郵送過程で剥がれるのでは…?と指摘を受けた*3こともあり、スマホで年賀状を利用しました。

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私にとってのベネフィットは以下の通りです。

  • 少数から印刷できて、値段が手頃
  • 写真を簡単に載せられる
  • 住所や氏名(女性の新姓やその漢字を覚えられないことが多い。)を簡単に管理できる
  • おしゃれなテンプレートがある
  • 1人1人メッセージを変えられる
  • 少し手はかかるけど、自分の手書きメッセージを印刷できる

写真を載せることにしたのは、友人から貰う年賀状で、近影があったり生活が開幕見えたりするのを嬉しいなと感じたためです。


得られた効用

遊ぼう!と書いたり、別の友人と大学時代の生活圏に行った写真を載せたり、共通の友人との写真を載せたりしたこともあってか、友人と会う機会が増えました。

それから、貰う年賀状のメッセージなどで友人の生活を垣間見えることが増えた気がします。ライフスタイルが異なっていったり、私の側の近況がよくわからないことから、何を書いていいかわからなくなっていたのではと推測します。ちなみに、Facebookは、mixiの頃に「知人向けに主に自分の日常を発信するSNSはめんどくさいなぁ」と思ったことがあり、やっていません。大学の友人や前職の同期の友人は一部やっているそうです。

少し違う効用として、毎年写真を6〜10枚くらい載せていて、その写真を選ぶ過程で1年のことを振り返るのもたのしかったです。


コミュニケーションの距離感とクローズ感

LINEやTwitterFacebookでは近すぎたり遠過ぎたり、オープン過ぎたりしたところに、年賀状はちょうど良い距離感とクローズ感があったから上手く行ったのかなと思っています。

すぐ反応を求めるコミュニケーションを行う上で、1to1のLINEのメッセージは便利ですが、多くのことをゆっくりしたペースで伝える上ではあまり便利でないように思います。友人から返信が遅いことや長文であることを謝られたり、私自身も返事が来ないと不安になる側面がありました。一方でグループLINEでは上記が多少許される代わりに混み入った話はしにくいように思います。

Twitterで繋がってる友人は、「私に言っているわけではないけど、なんとなく状況を考慮する」「たまたまタイムラインで見かけたら、話しかけたり、いいねを押したりする」という感じなので、LINEよりも気軽なコミュニケーションが取りやすいですが、今の自分とライフスタイルが近い友人が中心です。

Facebookはやっていないので言及すべきでは無いかもしれませんが、誰に見られても問題の無い当たり障りの無い自分や、ハレの自分を投稿することを求められているようで、私は窮屈に感じています。友人にはその相手にだけ話したいことや受け入れて欲しい弱い自分があります。


まとめ

気がつけば雑記感が薄めになりましたが、今回タイトルを「コミュニケーションについて考える」とか「年賀状を辞めていた私が再開するまで」にしなかった通り、メインメッセージは「年賀状たのしいなぁ」です。*4コミュニケーションの取り方は人によって様々だとは思いますが、やってみるとたのしい方もいるのではと思います。

*1:一度実家の住所に送ってもらったこともあったが、転出届を一度出したせいか、「この住所にこの人は居ないという扱いになっているらしい」

*2:一緒に研修を受けたり、未成熟だった時期から知っていたりと、少し学生時代の延長のような特別な存在だと思う。

*3:その友人には送っていないので、実際に剥がれていたかは定かではない。

*4:ちょっと緩めの記事も書きたいなぁというのが本稿を書いた動機なので、郵政省の回し者とかではないです。やってよかったこと、的な