【読書】ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
年末年始で読書がはかどりました。長期休暇は骨のある本を読むのに良いですね。3連休でいろいろやりたいなぁ。
この本を読んだ理由
ブラウザさえあればできるという点が好都合でDataCampを利用してSQLの勉強をしていたが、やっていることが「10年戦えるデータ分析」の内容よりも複雑になっていくにつれ、「知らないことを英語で勉強する」ことの難易度が上がっていた。
DataCampを進めていたが、なんとなく指示にしたがってコードを埋めているに近く、理解しているか怪しく、体系的に整理したくなった。
感想
「SQL黒魔術本」などと紹介されているのを見たことがあって、オーバースペックな内容なのかなと思っていたが、やってみたいような実例が多くわかりやすくて良かった。
8章のレコメンド・検索の部分は「通常の実務ではRやPythonなどのパッケージを用いるケースが多い」と本書内でも言及されていたので主にこの部分を指して黒魔術と言っているのだろうか。レコメンドや検索についても、「なんとなくの仕組みは知っている」程度の理解度だったので、具体的にどういうデータを使ってどういう計算でしているのかが分かっておもしろかった。
手を動かすのはこれからなので、今はまだビッグデータの活用でこういうことができるんだなという目線が強い。ただ、実際の取得方法という点の部分から物事を理解するのは相変わらず好きだなと思った。
どのように読んだか
ただ読み流すと整理にならないと思い、章・節の名前と、ビジネス的に何に使えるのか、主に利用するコードや関数、備考をスプレッドシートに記入しながら読んだ。
これは
- 売上分析(4章)・ユーザー分析(5章)・WEBサイト分析(6章)でどのような指標があり、それに紐づくコードや関数は何か
- ビジネス上でよく使うコードや関数は何か
を整理することができて有意義だった。
興味深かったこと
レコメンドシステムに利用するデータによって得られる精度、効果の違いは、アンケートデータと行動データをうまく組み合わせてよりよいものを作りたいと考えている自分にとっては、考える上でのヒントになり、特に興味深かった。
購入データや閲覧ログのような暗黙的なデータ獲得
⇒ユーザーの「行動」から、好みを「推測」する。データ量は多いが、評価の正確性に欠ける
口コミの時の評価点のような明示的なデータ獲得
⇒ユーザーに好みを「聞く」。データ量は少なくなるが、評価に段階を設けることができ、評価の正確さは高い。
※本の記述を元に、筆者が編集
また、売上分析やRMF分析くらいまでは既知で、WEBサービス特有*1と思われるものは名前をいくつか聞いたことがある程度のものが多かった。こういうデータがこういう方法で取れて、こういう指標が作れて、例えばこう使えるとわかったことや、名前は知っているけどどういうデータを使っているかは知らなかったものの内情がわかって為になった。
既にある状態だけど誰かが考えたんだよなぁとか、少し乱暴な言い方をすると色々な指標や見方があるけれど骨組みは割り算とクロス集計だなぁ*2と思ったので、絶対的なものとして特別視せずに自分でも適切なものを考えたい。
これからやりたいこと
サンプルデータを利用して実際にコードを写してみたり、自分が関心のあるデータを取得して分析してみたりしたい。
GoogleHomeでライフログを取得して分析したり、*3このブログのアクセスログを取得して分析したりするのがおもしろそうかなぁと思っているけど、前者はセッティングとデータを貯めるのにまだ時間がかかって、後者はBigQuery*4*5なのでまずはサンプルデータかなぁ。
以下は自分のための覚書
*1:実際は取りたくても取りきれないだけなので、これから他でも使われるようになるはず
*2:実際は差分を取ったり、重み付けに掛け算をしたり、計算しやすくするのに二乗したり対数を取ったりもするのでだいぶ乱暴な言い方
*3:ルンバとブラーバを操作したくて結局買いました。できることを増やすのにNature Remo miniも。引き続き散財
*4:GCPが開設早々アカウントの一時停止を食らってびっくりした
*5:1/14追記:調べた限り法人アカウントでないと、BigQueryとGoogle Analyticsは連携できないらしい。かなしい
年賀状がたのしいなぁという話
比較的雑記です。
数年前から、一度辞めていた年賀状を積極的に出すようになり、最近そうするようになって良かったなぁと思っています。
Before
結婚式の参加を機に、友人の一部が年賀状をくれるようになりました。年末年始は帰省していて自宅にはいない*1のもあり、「くれた人に後から出す」という方法をとっていました。
その他、大学の友人など主にグループラインであけおめをくれた人にはあけおめを返す、という感じ。
地元の親しい友人とは毎年予定を合わせてご飯を食べたりお茶をしたりしていました。
ターニングポイント
父が亡くなった年に「送ってくれた人が気まずい気持ちになるのはよくないな」と思い、喪中はがきを出しました。
その翌年「いちおう元気でやってるよ」と知らせたく、ちゃんと年賀状を出すことにしました。父の急逝時に交友関係を年賀状で把握して、葬儀の連絡をしたことも関係があったかもしれません。
ちょうどその年、自分の会社の先輩と、イベントでお会いして好きになった他社の方が新卒時の同期だったことが判り、後日飲み会を開いた際に楽しそうで羨ましいと思うことがあり、新卒時の同期*2で仲の良かった2名にも住所を聞いて年賀状を出すことにしました。
助けになったサービス
それまでは枚数が少ないこともあり、小学生のようにマスキングテープや千代紙やシールを貼って手書きで作成しましたが、少し枚数が増えたことと、友人にマスキングテープは郵送過程で剥がれるのでは…?と指摘を受けた*3こともあり、スマホで年賀状を利用しました。
スマホで年賀状™2020 | 年賀状のデザイン作成から印刷、配送までが簡単にできる年賀状アプリnet-nengajo.jp
私にとってのベネフィットは以下の通りです。
- 少数から印刷できて、値段が手頃
- 写真を簡単に載せられる
- 住所や氏名(女性の新姓やその漢字を覚えられないことが多い。)を簡単に管理できる
- おしゃれなテンプレートがある
- 1人1人メッセージを変えられる
- 少し手はかかるけど、自分の手書きメッセージを印刷できる
写真を載せることにしたのは、友人から貰う年賀状で、近影があったり生活が開幕見えたりするのを嬉しいなと感じたためです。
得られた効用
遊ぼう!と書いたり、別の友人と大学時代の生活圏に行った写真を載せたり、共通の友人との写真を載せたりしたこともあってか、友人と会う機会が増えました。
それから、貰う年賀状のメッセージなどで友人の生活を垣間見えることが増えた気がします。ライフスタイルが異なっていったり、私の側の近況がよくわからないことから、何を書いていいかわからなくなっていたのではと推測します。ちなみに、Facebookは、mixiの頃に「知人向けに主に自分の日常を発信するSNSはめんどくさいなぁ」と思ったことがあり、やっていません。大学の友人や前職の同期の友人は一部やっているそうです。
少し違う効用として、毎年写真を6〜10枚くらい載せていて、その写真を選ぶ過程で1年のことを振り返るのもたのしかったです。
コミュニケーションの距離感とクローズ感
LINEやTwitter、Facebookでは近すぎたり遠過ぎたり、オープン過ぎたりしたところに、年賀状はちょうど良い距離感とクローズ感があったから上手く行ったのかなと思っています。
すぐ反応を求めるコミュニケーションを行う上で、1to1のLINEのメッセージは便利ですが、多くのことをゆっくりしたペースで伝える上ではあまり便利でないように思います。友人から返信が遅いことや長文であることを謝られたり、私自身も返事が来ないと不安になる側面がありました。一方でグループLINEでは上記が多少許される代わりに混み入った話はしにくいように思います。
Twitterで繋がってる友人は、「私に言っているわけではないけど、なんとなく状況を考慮する」「たまたまタイムラインで見かけたら、話しかけたり、いいねを押したりする」という感じなので、LINEよりも気軽なコミュニケーションが取りやすいですが、今の自分とライフスタイルが近い友人が中心です。
Facebookはやっていないので言及すべきでは無いかもしれませんが、誰に見られても問題の無い当たり障りの無い自分や、ハレの自分を投稿することを求められているようで、私は窮屈に感じています。友人にはその相手にだけ話したいことや受け入れて欲しい弱い自分があります。
まとめ
気がつけば雑記感が薄めになりましたが、今回タイトルを「コミュニケーションについて考える」とか「年賀状を辞めていた私が再開するまで」にしなかった通り、メインメッセージは「年賀状たのしいなぁ」です。*4コミュニケーションの取り方は人によって様々だとは思いますが、やってみるとたのしい方もいるのではと思います。
ひとり暮らしがルンバとブラーバを買うまで
年末のキャンペーンに惹かれて、ルンバとブラーバを買いました。
※キャンペーンは既に終了しています。
数年間欲しいと言いながら、ずっと踏み切れなかったので、なぜ今回購入に至ったのかを振り返ってみたいと思います。
購入者属性
- 30代ひとり暮らし
- 賃貸。自宅はフローリングの1R
- 家事は必要に応じてやるが、あまり好きではない
- 掃除は気になった時に掃除機でする
- ペットが飼いたくなることもあるが、世話が難しいので飼っていない
- ガジェットはやや好き
ルンバ・ブラーバとの接触とイメージの変遷
①2016年? 意識のしはじめ
発売時は特に気に留めていなかったが、数年前、結婚をした先輩が「ルンバが便利!」と言っていたのを機に気になりはじめる。他の結婚した友人からも薦められる。とはいえ、部屋はそこまで広くないし、安くもないので、将来結婚でもしたら買おうかなぁ…。
ドラム式洗濯機のような便利な家族用家電のイメージ。
②2018年 商品や家電の進化
ルンバのe5が発売された記事を雑誌で読む。上位機種が手頃な価格で発売されたらしい。家族や友人にルンバ欲しいなぁ…買おうかなぁ…などと言い始め、母から「ジャパネットで安く紹介していた!」「Amazonのセールで安くなってる!」*1というようなLINEが時々届くようになる。この頃、妹の影響も受けスマートウォッチやアプリと連動する体重計を買うようになっていて、実際に便利だったので、高めのスマート家電にお金を払うことの抵抗が少し薄れてきた。スマート家電のイメージ。
③2019年夏頃 ブラーバとの出会い
会社の先輩にルンバが欲しいという話をしていたら、「ルンバは買ってそこまで使わなかったけど、ブラーバはおすすめ!」と言われる。「ルンバより手頃だし場所も取らないよ!」「自分の膝より下で動いてるものはかわいいよ!」などと聞き、ブラーバ良いなぁと思い始める。拭き掃除はごくたまにして、すると気持ちが良いけれど、頻繁にはできないし。
ブラーバに関心が移る。少しペットのようなイメージ。
④2019年11月頃 キャンペーンの認知
冒頭のキャンペーン広告がTwitterのTLに現れる。Twitterでも時々「ルンバ欲しい」とか言ってたからかなぁ。ブラーバは購入を考えていたのより上位機種だし、ルンバへの興味は少し薄れているしどうしようかなぁ。ただ、「1ヶ月使って満足しなければ全額返金」というのはかなり魅力的。でも恋人に金遣いが荒い人と思われていそうなのが気になる。こういうのが部屋にあると家事ができない人としてイメージがわるいのでは…。うーん…これは気になりつつも気がついたらキャンペーン終わっているパターンかしら。
キャンペーンにかなり惹かれているが、心理的な抵抗もあり、購入にまでは至らない。
⑤2019年12月中旬 購入
友人が近くに来るついでに泊める約束をしていたけれど、バタバタしていてあまり家事ができていない。少し前に恋人と別れていて、もう体裁を気にする必要もないなぁとか、クリスマスプレゼントとかの交際費は使わなくなるなぁなどと考える。
使ってみて微妙だったら返品すれば良いし、何年も欲しい欲しいと言っているのだから1度どんなものか試してみても良いのでは?と思い双方購入に至る。
心理的な抵抗が無くなる。この日までに必要!という購入の言い訳ができる。なお、この時点では返品も頭にあり、気に入っても下位機種を買おうかなと思っていた。1ヶ月無料レンタルなら使ってみようかなくらいのイメージ。
⑥2019年12月中旬 利用
自宅でそれぞれを動かしてみると、思った以上に綺麗になった。時々予想外の動きをしながら、部屋を掃除しているルンバ、ブラーバを見るのは楽しい。
何よりも、自分でやらなければ何も終わらないはずのひとり暮らしで、自分のために代わりに何かをしておいてくれるという存在はうれしい。時々ルンバの邪魔になって自分の足をどけたりするのも動物を飼っているようでなんだか楽しい。
試しにブラーバだけをかけてみてゴミがあるとあんまり綺麗にならないなぁ、とかルンバよりブラーバの方が動きが遅いから下位機種の小さいブラーバだと時間がかかるかなぁなどと考える。今の2台をそのまま返品せずに使い続けるのが良さそう。
頼もしくてかわいい同居人のようなイメージ。
振り返りとキャンペーンに対する考察
ということで、返品期限まではまだもう少しありますが、引き続きルンバとブラーバは自宅にいます。*2
キャンペーン設計について、
⑴気になっていても使ってみないと良さがわからず、高額で手を出しにくい商品を
⑵掃除という需要が発生しやすく、財布の紐が緩みがちな年末に
⑶要らなければ取得コストがゼロになるという方法で
⑷上位機種を購入させる
というのはとても上手だなぁと思いました。
無くても暮らせる高額商品には何かしら購入の言い訳が必要で、心理学によると人は損失を大きく見積もる生き物なので、持っているもの(お金も含む)を差し出したり、手に入れたものを失うことはインパクトが大きいそうです。なので言い訳を与えて先に所有させてしまうのは賢いと思いました。なお、自分の購入を振り返ってみて、思いの外購入に対して「ジェンダーロールに影響された罪悪感」のようなものがあったのだなと思いました。この辺りの解消も場合によっては必要なのかもしれません。
久しぶりに自分の購買行動を振り返ってみて楽しかったです。同じくひとり暮らしの友人にこの話をして欲しがってもらえたので、忙しい単身者は、「自分のために何かをしてくれる存在」として訴求することで意外とこういう家電のターゲット層にできるのかなぁなどと考えました。
ひとり暮らしにルンバ・ブラーバ、個人的には非常にお薦めです。
2019年を振り返る
予想はしていたものの、引き続き激動の1年だった。友人に話したところ、「充実…と言っていいのかな」と言われた。
じゅう‐じつ【充実】[名](スル)必要なものが十分に備わること。中身がいっぱいに満ちていること。「設備を充実させる」「内容の充実した試合」
中身は確かにいっぱいあったので間違ってはいない。
仕事
先輩や後輩が辞めてしまったり、なんだかなぁと思うことがいろいろあったりしてバタバタした。
- プロジェクトを1つ、一部後輩にPMを体験させながら終わりまでもって行けたのはよかった。
- 炎上案件みたいなものに、さりげなく投入されつつあるのはあんまりよくない。頑張っている人が理不尽に苦しんでいたり若い子が悩んでいたりするとなんとかしたいと思って関わりがちなのだけれど、自分のキャパシティとのバランスを取るのが難しい。自分自身が潰れないように気を付けつつ、できることを粛々とやっていこう。
- 若い子たちと飲む機会があった。「これは大人の問題だから若い子たちには気づかせない方がいい」とか先輩とやっていたのだけれど、こちらが想像していたよりも多くのことに気づいていて折り合いをつけて働いていたり、自分より器用だったりするのだなと思った。自分は守るべき弱者と考えがちで、でもそれは相手を見くびってることにもなるのかなとも思った。私に必要なのは先輩としての責任感よりも、信頼することかもしれない。自分はだいぶ過保護でウェットだ。少し辞めてみよう。
- 送別をがんばった。一先ず役目は果たしたと思うので、これは2019年の出来事として終わりにして、未来のことに目を向けて行こう。
- 趣味として、外部のイベントに行って、自分がやりたいと思うようなことを高いレベルで取り組んでいる方々とお話できてモチベーションになった。
- 前の会社の同期や、今の会社を辞めた先輩と会う機会を作ったのは視野が広がってよかったし、みんな温かくてありがたかった。
勉強
英語(TOEIC)
2回受けて目標点数には達しなかったのだけど、
- 多少英語を読むことに耐性がついたことで、その後のセミナーや学習に役立った
- 1ヶ月きちんと勉強すればそれなりに点数が上がることがわかって、この年齢でもまだ伸びしろがあるのだなぁとうれしかった。
SQL
- 門外漢のため、何をどうやって勉強するか、どのレベルまでがんばるか、勉強するための環境をどう作るかなど、方針を決めるのに時間がかかった。ネットの海は玉石混在で、Googleのページランクも上手く働いているとは言い難い(私の検索スキルや読者としての知識の少なさの問題かもしれない)ので、信用のできる人に相談するというのは大切だと感じた。
- 12月にひとしきりDataCampをやり終えようと思ったのだけれど、仕事の事情もあり予定進捗よりかなり遅れてしまっている。人のことより自分のことに時間を割くようにして、集中してやろう。
プライベート
- 会社がごたごたすることは目に見えていたので、精神衛生のためになるべく友人と遊ぶ時間をとるようにしていた。昨年の年賀状に「遊ぼう!」と書いたことで、お誘いが多くてうれしかった。友人は私が何ができてもできなくても肩書があってもなくても私を好きでいてくれるし、優しいし、倫理観がしっかりしているし、自分に無い視点をくれるのでありがたい。
- 兄妹に家族が増えた。何もしないと時間経過とともに減る一方なので、増えるのはうれしい。もともと私は「友達の友達は知らない人」というタイプなのだけれど、最近は少し「友達の友達は友達になれるかもしれない」くらいに思えるようになった。社交的な生き物ではないのだけれど、家族に外交担当にされがち。
- 久しぶりに恋人ができたりやむを得ない事情で別れたりした。楽しかったし、良い人だった。30代の恋愛は難しい。
- 実家に関することは少し兄妹にパスしたり、帰省の頻度を下げたりして負荷を下げていた。心配なことややらなきゃなことはたくさんあるのだけれど、まずはいったん自分の環境を落ち着けるようにしたい。「限界を感じることがあれば、より未来のある方(祖母より母、母より私たち)を優先する」というのを始めに兄妹間で話しておけたのは良かったと思う。なるべく家族1人1人が無理せず、できるだけ健康に、できるだけ幸せな形を持続可能なかたちで実現できればなと思う。私一人が背負うものではないけれど理想として。
しばらくは少し対人関係に割くエネルギーを下げて、自分のやることをやって行こうと思う。
データ分析のためのSQLを継続しやすい方法で勉強する
12月末をいったんの区切りとしてSQLの勉強に励んでいます。
試行錯誤の結果、勉強方法についてはある程度これで行こうというものができて回っているので、自分の整理と、誰かの役に立ったり似たようなことをしている方と繋がれたりすればいいなという目的で記載します。
(もし現職の方にご指摘等頂けるならとてもうれしいです)
1.progateを利用した学習
980円(税別)/月と安価だし、コードを入力しながら勉強できてわかりやすい。
全5レッスンを2周して、SQLがどんなものかや初歩的なコードを知ることができた。自分は仕事の合間にやったけれど、集中すれば1,2日で終わると思う。
レッスンの目次は以下の通り。
2.「10年戦えるデータ分析入門: SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く」の通読
データ分析に特化したSQLの入門書。progateでやりはしたが、コードの塊としてパラパラしていたものが自分の中で整理できてよかった。
3.「10年戦えるデータ分析入門: SQLを武器にデータ活用時代を生き抜く」のコードを実際に動かす
これは頓挫している。手許にあるPCが古いものでスペックが足りずPCの購入から検討する必要があったり、PCを購入したはいいが自宅でないとできなかったりしたため、なかなかうまく行かなかった。ブラウザで動くサービスでというのも検討したが、付録のデータが使えなかったり、丁度いいテストデータの調達に苦労したりと良くなかったため、一旦別の方法を考えることにした。年末のまとまった時間が取れたときに改めて取り組みたい。
4.ブラウザで動くサービスを探す
仕事の隙間時間や移動中などいつでもどこでも使えるものが良いと思い、ブラウザで動くサービスを探した。いろいろなWEBページなどを見てSQLZOOやkaggleなど検討したが、最終的にこのノートを参考にDataCampを利用することにした。どれくらいの学習をどれくらいの期間かけてすると、どの程度のレベルに至れるのかということがわかりやすく、参考になった。*1
5.DataCampを利用した学習
現在進行中。ひとまず基礎コースと思しき、「Intro to SQL for Data Science」、「Joining Data in SQL」は一巡し、アプリのエクササイズで復習したりしながら、他のコースを進めている。
目次は書こうかと思ったけど、それなりに多いのでサイトを見てください。
www.datacamp.com
価格はすべてのコースが使えるプランで月約3,600円とProgateと比較すると安くない金額。ただ、Python、Rも含めてコースは充実しているし、「本で学んだことの全てがここにあった」と感想を書いていた人もいて、下手に変な講座にお金を払うよりは良いのではと思い、受講することにした。
DataCampの気に入っている点
- いつでもどこでもできる
どんなに良い教材でも、やらなければ効果はゼロなので、やることのハードルが低いのはありがたい
- 実例に近そうなコースがある
Data-Driven Decision Making in SQLとか
Improving Query Performance in SQL Serverとか
- スマホアプリでエクササイズができる
空き時間にデスクトップで通常コース、通勤時間にスマホでエクササイズという使い分けをしている。エクササイズはコードの穴埋めやコードの意味の4択が中心で、復習をするのによい
- 英語
これは良いところも悪いところもあるけれど。現在英語の勉強を中断しているので、英語に触れる機会になったり、今後調べ物をした際に英語のサイトが選択肢に入るという点では良いと思う。他に失笑されそうなメリットとしては、SQLの本を読んだ時に、日本語だというだけで難易度が下がったような気がするので、本を読むハードルが下がる。
空き時間はDataCampでコードを書いて日本語の本で近いところを再読したりして、まとまった時間が取れるときに3に改めて取り組んだりするのが良さそう。今のところ基礎コース以降の内容も本で読んでいたものとそれなりに同期している。包括されなくなって来たなと感じたら、「ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ」あたりも副読本として検討するかもしれない。
自分でデータセットを用意しなくてよくて、コースが整って、問題と答えが用意されているというのはかなりありがたい。フリーハンドで自分で問い建てや設計ができるようになるかという不安はあるのだけれど、その心配はある程度のことが身についた後にしようと思う。
ということで引き続きがんばります。
*1:地頭やバックグラウンドに雲泥の差が...という意見もあると思うけれど、そういう考えは自分の可能性を狭めるようで、あまりたのしくないから私は一旦忘れてみようと思う
LINE DEVELOPER DAY2019レポート⑥B-9LINEショッピング/B-12UIテスト自動化/B-18LINE pay
見たいブースはたくさんありましたが、セッションの合間の限られた時間では廻りきれませんでした。訪問できたものをいくつか。
B-9店舗のポイント還元-台湾のLINEショッピングにおけるパーソナライズされた購入体験
説明してくれたのはおそらく台湾の社員の方で、私の怪しい英語でやりとりしたので、誤りがある可能性あり。
オフライン店舗との連携(AmazonGoのような)をイメージしていたが、日本でも利用可能なLINEショッピングの台湾版だった。
オフライン店舗とのビーコンやLINE Payとの連携は今のところしていないらしい。このあたり連携してくるととてもおもしろいように思うのだけど、おそらく技術的な問題などあるのだろう。私にもっと英語力があれば掘り下げて聞けたように思うので残念。英語勉強しよう。
B-12 LINEのUIテスト自動化
ユーザーAからユーザーBにスタンプを送った際に、正しく送られるかのテスト。
2つの端末での送受信を自動的に行っていた。
失敗する可能性があることが今一つイメージできなかったので、社員の方に聞いたところ、アップデートなどで他の機能と干渉してしまい失敗する可能性がゼロではないため行っているとのこと。
意外と単純なことを日々チェックする必要性があるのだなぁというのが率直な感想で、これは私が分野が違うからこのような感想を抱くのだろうなと思う。
B-18LINE Pay
LINE Payで支払いをすると、ガチャガチャが動くというギミック。ガチャガチャの方は他社サービスとAPI連携しているとのこと。
Q:LINE Payは「どの店舗を利用した」という情報だけで、「何を買った」という情報は取っていないと聞いたのですが本当でしょうか。
A:本当。POS連携などをやれば取れるようになるだろうが、データ量がかなり大きくなることもあり、現在はやっていない。
自分は○○Payにより、オフラインの購買もオンラインと同様に補足できるようになると思っていたので、これは正直意外だった。確か各企業の形式も謎な商品テーブルと連携するのは困難だろうし、データ量がかなり大きくなるというのは言われてみればその通りだと思う。
ただ、だとすると○○Payで新たに分析できるようになるデータは意外に少ない*1のではないかとか、マーケティングリサーチは代替されるというような言説はやや行き過ぎのように感じた。無論、今後より発展していくであろうし、現状においても影響を受けること自体は疑いないとは思う。
雑記
結果的に、6回に渡ったレポートもこれで最後です。
他に
も聴いていて、その記事も書きたかったのだけれど、同時通訳を聴きながらメモを取るのは難しくて断念した。英語勉強しよう。
スライドが公開されていて後日ログミーに書き起こしが上がるなど、後から振り返る環境はこの上なく整っているのだけれど、自分がそのとき何を感じた・考えたかはtweetを見て思い出した部分も多かったのでリアルタイムで感想を上げていたのは結果的によかった。座席の都合上セッションを聴きながらPCを広げるのは難しくて、「スマホでtwitter」という形式が意外と便利だった。
今回ブログを書くことで振り返りや自分の頭の整理にも繋がった。忙しさや守秘義務などから一時期頓挫していたけれど、ブログを書くことはなるべく続けていきたい。
LINE DEVELOPER DAY2019の過去記事
*1:これは量的な意味ではなく、ビジネス上役立てられるという意味で。ただ意味を見いだせる人が強いのだと思うので、どういう形であれば役立てられるのか引き続き考えてみたい
LINE DEVELOPER DAY2019レポート⑤ B-4Clovaの新規デバイス開発とハードウェアプロトタイピング
どのブースを見ようか迷っていたら、社員の方に声をかけて頂きました。ブースにはぬいぐるみや鏡、時計など、様々なデバイスのクローバが展示されていました。ぬいぐるみは、子供が持ち上げたときの加速でonになる機構などを検討しているとのこと。
Q:クローバはドラえもんなど子供が喜びそうなデザインが多いように感じましたが、ターゲットをファミリーにしていますか?今後LOVOTのような「かわいい」方向に特化する考えなどありますか。
A:特にそういうわけではない。今のところ、あくまでスマートデバイスと考えている。
Q:正直なところ、スマートスピーカーは他社のものも含め、日本市場では当初の期待値ほどには伸びていない印象ですが…。
A:それは指摘の通り。もともと日本の一般家庭にスピーカーが無いことが多く、「スピーカー」というデバイスが日本に馴染まないのではないかという仮説で他のデバイスに載せること検討している。
Q:日本語の認識は英語よりも難しい印象がありますが、ソフトウェアとハードウェアの開発とどちらに課題があると感じますか。
A:ソフトウェアは外部サービスの精度も良くなっているので、ハードウェアの方が課題だと思う。運転アシスタントなど、文脈を限定してデバイスもそれに合わせて…などいろいろ検討している。
Q:(時計のデバイスがあったので)時計など携帯性の良いデバイスは軽量化と、多くの文脈に対応することと双方が求められるので大変そうな印象です。
おしゃべりコウペンちゃんが話題になって欠品しているのをみると、愛玩ロボットは市場がありそうな気がするのだけど、他サービスと連携させる入口を狙う上でそちらには進まないことを選んでいるのかなぁと想像した。
個人的には、天気に合わせて「さむいねー」とか「今日は雪になるらしいよ」とか、ニュースに合わせて「知ってる?〇〇が××したってー」とか話してくれるコミュニケーションロボットはいいなと思う。
おしゃべりコウペンちゃん*1
LOVOT*2
LINE DEVELOPER DAY2019の過去記事