手帳を使いこなすための選び方
手帳売り場が賑わっています。
なんで10月?と素で不思議に思っていたのですが、それは私が4月始まりの手帳を使っていて2〜3月に手帳を購入していたから…。
気になって調べたら、1月始まりの手帳を使う人が多数派なんですね。
同社の手帳やカレンダーなど日付入り商品全体の販売数比率は、1月始まりが85%、4月始まりが15%だという。
ところで、友人知人と手帳の話をすると「見た目で選ぶ」「買ったけど、使ってない」「そんなに考えて買っているのは珍しいのでは?」と言われることが多いです。
ということで、自分が手帳を買うときに見ているチェックポイントをまとめてみました。
1月始まりか4月始まりか
仕事や生活のサイクルに合わせるのが良いと思います。自分は予算や計画が年度単位なのと、異動のタイミングが主に3月なので、その時の仕事の性質に合わせて手帳を見直せるように4月始まりにしています。(ので、年度単位の仕事の方や学生の方の割合と4月始まりの手帳を使う方の割合が比例しないのが私にとってはとても不思議です。)
マンスリーのみかウィークリー付きか1日1ページか
「自分の予定の時間単位(分、時、日、週、月、年)の2つ上の時間単位のものを使うとよい」そうです。分刻みのスケジュールの方は1日1ページ、時刻み(今日の13時に打合など)のスケジュールの方はウィークリー付き、日刻み(5日はバイトの日など)のスケジュールの方はマンスリーのみ、といった具合です。
残念ながら元記事が見つからなかったのですが、実際に時刻みの自分にはウィークリー付きのものが最も使いやすかったです。
1日1ページのEDITも1度使ってみたのですが、スケジュールの多寡にばらつきがある自分には合わず1年経たずに、買い替えました。今はノートに必要な日だけ時間目盛を振って使っています。書くことが多い日は無理に1ページに収める必要もなく、数ヶ月前の不要な予定表を持ち歩いて邪魔になることもないので気に入っています。
サイズはどうするか
1マスにどれくらい書き込みたいかと自分の字の大きさ、どの程度持ち歩くかと持ち歩く際の鞄の大きさで決めるのがよいと思います。
私はマンスリーの1マスに5行書き込みたいのと、土日も含め基本的に持ち歩きたいのでB5版を使っています。「1マスに5行」というのは、AMの予定で1行、PMの予定で2行、締切関係で1行、バッファが1行といった具合です。ちなみにB5版だとA4のちらしや書類をふいに渡された時でも2つ折りにして挟めるのでお勧めです。
スケジュール欄はどうするか
同じウィークリーでも、見開き1週間レフト式、見開き1週間セパレート式、バーチカル、見開き2週間などいろいろあります。
ウィークリーのページにどの程度書き込んだり、メモをとったりしたいかで決まると思います。「1日1ページほどじゃないけど打合の内容とか、持っていくものとかいろいろ書き込みたい」という方は見開き1週間のレフト式またはセパレート式、他にノートなどを利用していて「ウィークリーのページは繁忙度などを一見できればよい」という方はバーチカルまたは見開き2週間を利用するのが良いと思います。
自分はバーチカルで下に記入欄があるものを使っていて、記入欄には「自分の予定ではないけれど自分の予定に影響を与えそうなもの」を書き込んでいます。具体的には、その前後に資料や数字を求められることが多い販売会議や、上司のスケジュールなどです。「プライベートの予定を入れていたけど急きょ残業が入った!」「提出金曜だと思ってたけど、承認もらう上司が木金居ないから実質水曜が締切だ!」などということを極力防げます。
デザインはどうするか
外側のデザインにこだわる人が多いようですが、中身デザインにこだわってみると良いと思います。使いこなすようになれば目に触れる時間は開いている状態のほうが圧倒的に多くなります。黄みがかかった紙か真っ白い紙か、書体はどうするか、枠線の太さはどのくらいが良いか、カラフルなものが良いか否か、などこだわるポイントはたくさんあります。
自分は、書き込んでいくとごちゃごちゃしていくので、中身のデザインは極力シンプルなものにしています。それからなぜか方眼が好きです。
月曜はじめまりか日曜はじまりか
特に工夫はないですが、土日にまたがる予定が多い方は月曜はじまりが良いと思います。旅行とか実査とか。
ただ、「別に管理しているグループウェアが日曜始まり」などの場合は、統一した方が事故を防げるのでおすすめです。
その他あると便利なもの
- カバーの外側にあるゴムバンド→大きいトートバッグや、口が巾着状のカバンなど、休日に中のものが動きやすいカバンで持ち歩くこともあるので、うっかり何かが挟まったりページが折れたりしやすいです。そんな時バンドで固定してあると便利です。1年間使うものなのでなるべくきれいに使いたいですよね。
- 地下鉄マップ→どこかに出かけて近隣のエリアに足を延ばすときや、友人との中間地点を確認するときに便利です。路線検索はスマホでやりますが、全体像を把握するのに便利です。
私が使っている手帳
4月始まりのものはまだ発売されていませんが、デルフィーノ コーテッドを使っています。
どうやらamazonの2016年度版で見てみるとウィークリーのデザインが少し変わっている(休日が色付きになっている)ようで残念です。4月版に期待。
合わせて毎日のメモとしては無印良品のノートに時間軸を振ってを使っています。罫線が上から引いてあるので広く使えるのと、5冊で200円と安いのでガシガシ使えます。
手帳術の記事などもよく雑誌で目にする時期ですが、達人の技よりも、自分の生活がどういうもので何を管理できると便利なのか、どの程度の役割を手帳に期待するのかを整理して、自分に合う手帳を購入することが、使いこなすことに繋がるのでは?と思います。